旧種子島空港
2006年3月15日、旧種子島空港は閉港されました。島らしい・のんびりした空港でした。
島の人はのんびりしているから、迎えに行くのも、自分が飛行機に乗るのにも、結構ギリギリに行ったりするものです。
そんな時、駐車場は一杯になっていても、何周か回っている内に必ず止められたものでしたよ。不思議なくらい。

流石にこちらを覗かせてもらうことはなかったですね。この写真を撮る時でさえ、中の人は意識して奥に引っ込んでしまうくらい目と鼻の先。隣の古い建物はチャーター便を扱っていた会社のものだったのでしょうか。私も普段は意識していませんでした。

「駐停車禁止」なんて書いてあるけど、しっかりここまで車を着けて荷物を積んだり下ろしたりしていました。
でも誰からも何も言われなかったし、言わなかった。

待合所の椅子、入り口側のは硬くて、出発口側のは柔らかかったですよね。

土産品コーナー、干物やいけすにエビなんかいたりして磯の香りがしていました。
それが妙に落ち着きました。

見送る人も、見送られる人も、ギリギリまでこの場所で過ごしました。カウンターのスタッフの人達とも、
とても話しやすい空間でした。最後はガラス窓に張り付いて、いつまでもいつまでも手を振りました。


もう新しい空港では見られないんですね。マニアの方にはたまらないでしょうね。


雨が降ろうが風が吹こうが必ず外を歩かなければならなりませんでした。私は大雨に強風の時、
笑えるほどびしょ濡れになった事があります。

「おじゃり申せ種子島」の横断幕に出迎えられて、パラパラと人が人が入ってきます。

フォークリフトで荷物が運び込まれます。大きな空港では、こんな光景まず見られません。
自己申告制で「アレ取って下さい」 「コレです」と言って、荷物を受け取ります。


空港で写真を撮るときは、皆このロケットの前で撮っていました。このロケット君のお役目ももうすぐ終わろうとしています。
そこへバスのお目見えです。

バスももうすぐ路線変更です。
「島いっぱい」の空港をあとに、バスは今日も走って行きました。「ご苦労様さん」とささやくように。

2006年3月15日、この空港最後の日がやってきました。フィナーレにふさわしく、空港内は報道陣で一杯でした。
閉港式のあと、最後のお客さんが乗り込みました。空港に居た皆が拍手で見送りました。
最後の最後は、空港のスタッフ達が感無量といった感じで、お客様とパイロット、そして飛行機に手を振っていました。
とてもカッコよかったです。

さあ、この旧種子島空港からの飛行はこれが最後です。最後まで安全にお願いしますよ。
そんな思いを受け、YS−11型機は力強く飛び立っていきました。


ありがとう、旧種子島空港。
いよいよ明日は、新空港の開港です。種子島空港の新しいドラマが生まれます。
観光情報の種子島ナビ
|